Zektbach叙事詩 まとめ
Shamshir Dance DVDまとめ
第一章 Shamshir Dance シャムシールの舞
祖国を侵略するノイグラード王国軍の大軍をドロア要塞で鮮やかに
打ち破ったシャムシールはその後も獅子奮迅の活躍を見せ、
国民皆が彼女を祖国の英雄と大いに讃えた。しかし、シャムシールの
戦いぶりを間近で見ていた兵士達はある恐怖心に支配されていた──。
第一章
Shamshir Dance
シャムシールの舞
アゼルガット王国に突然攻め入った
西の大国ノイグラードは──
破竹の勢いで進撃し、
その大軍は王都イスファハンの目前──
最終拠点であるドロア要塞にまで迫っていた──
知将アドノエルが率いる
ノイグラード王国軍はその数四万──
投石機を中心に
重装歩兵、騎馬、槍兵──
布陣は盤石で抜かりは無かった
対するアゼルガット王国の兵力は4千あまり──
明らかに形勢不利な状況にあった
アゼルガット側の総指揮官であるシャムシールは
私を信じろ──と一言だけ残し
単騎で敵軍に向かって行った──
それは──
恐ろしい光景であった──
次々と敵を亡き者としてゆくシャムシールの姿は──
見た者全ての心に恐怖という深い傷を残した
しばらくしてアゼルガットの勝利により戦争は終結した
国に平穏が戻ってきたと思われたが──
兵士達の心に深く刻まれた恐怖は
決して消える事は無かった
小さな事件から恐怖は連鎖し、
やがて大きくなり──
遂に国を統べる女王を動かした
「シャムシールよ、お前は必要以上に強すぎたのだ──
争いの呪縛から逃れ、安らかに眠るがよい」
全てをあきらめ、死を覚悟したシャムシールに──
突如コラーダから異様な光が放たれた──
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