第8章

第4節
『アンネースの回想』


第8章 第4節
『アンネースの回想』

罪とはいかなるものなのか?
人は何故、罪を犯すのか。
罰とはいかなるものなのか?
人は何故、罰を与えるのか。
全ては自己の中にミームを造り上げる為?
では、それはいかなる為に?

メメント・モリ

…ひどく迷走しているのでしょうか?
罪狩りを執行したことも、また罪なのではないか。
罪により罪を生む。だとしたら私の行っている事は一体…。
私は新たに生まれたこの罪をどうすれば良いのか…。

なぜ迷うのだ…私は神に選ばれし執行人です。
選ばれし人間は、新たな世の中の成長の為の免罪符を持つのです。

―アンネースの記憶―

 罪は神というものを生んだ。
 神は崇拝と新たな罪を生んだ。
 そして多くの神は我々の行く手をさえぎった。

 ―ヨアの手記8―

ゼクトバッハ叙事詩第8章第4節『アンネースの回想』より


http://music.geocities.jp/zektmatome/m/
Zektbach叙事詩 まとめ