Zektbach叙事詩 まとめ
DVDまとめ
第一章 Shamshir Dance シャムシールの舞
祖国を侵略するノイグラード王国軍の大軍をドロア要塞で鮮やかに
打ち破ったシャムシールはその後も獅子奮迅の活躍を見せ、
国民皆が彼女を祖国の英雄と大いに讃えた。しかし、シャムシールの
戦いぶりを間近で見ていた兵士達はある恐怖心に支配されていた──。
MOVIE : Tatsuya Inagaki , trico
第一章
Shamshir Dance シャムシールの舞
アゼルガット王国に突然攻め入った西の大国ノイグラードは──
破竹の勢いで進撃し、その大軍は王都イスファハンの目前──
最終拠点であるドロア要塞にまで迫っていた──
知将アドノエルが率いるノイグラード王国軍はその数四万──
投石機を中心に重装歩兵、騎馬、槍兵──
布陣は盤石で抜かりは無かった
対するアゼルガット王国の兵力は4千あまり──
明らかに形勢不利な状況にあった
アゼルガット側の総指揮官であるシャムシールは
私を信じろ──と一言だけ残し
単騎で敵軍に向かって行った──
それは── 恐ろしい光景であった──
次々と敵を亡き者としてゆくシャムシールの姿は──
見た者全ての心に恐怖という深い傷を残した
しばらくしてアゼルガットの勝利により戦争は終結した
国に平穏が戻ってきたと思われたが──
兵士達の心に深く刻まれた恐怖は
決して消える事は無かった
小さな事件から恐怖は連鎖し、やがて大きくなり──
遂に国を統べる女王を動かした
「シャムシールよ、お前は必要以上に強すぎたのだ──
争いの呪縛から逃れ、安らかに眠るがよい」
全てをあきらめ、死を覚悟したシャムシールに──
突如コラーダから異様な光が放たれた──
第五章 Turii 〜Panta rhei〜
星のエネルギーと完全に調和をしていたトゥーリ島の10人の者たち。
しかし、ある日突然現れた者によりその調和が崩れてしまう。崩れた
調和は星の因果律に影響を与え、さまざまな混沌を生んでいった──。
第五章
Turii 〜Panta rhei〜
1年半に一度訪れる流転の日――
ここトゥーリ島では星の民達によって――
流転の儀式が行われていた
マルクトは自然に還り、新たなケテルを生む――
星の民達は千年以上そうやってトゥーリの樹と共に――
星に内在するエネルギーの流れを厳守しているのだ
だが――
一人の青年―― クカルにより儀式は中断されてしまう
マルクトは何が起きたか理解できず虚ろな表情のまま――
エジーク大陸の国マシノワに連れ去られてしまう
トゥーリ島に残された9人の星の民達は――
乱れた法則を元に戻す術を持たず、やがて滅んでしまった
こうしてクカルの些細な行動で断ち切られた調和の環は――
後に星の因果律を大きく乱すことになる
マシノワは大きな大樹に覆われ――
一夜のうちに滅亡してしまった
エジーク大陸に一人残されたマルクトは――
本来流転するべきであった自分が未だ存在することにより――
この星に大きな混沌を招いている事に気付き、自らの存在を断とうとするが――
乱れた因果律は、それを許さなかった
??? L'erisia (Primal Logic)
確かに存在する──。
それは我々が夢見る未知の喜び。
我々は存在という喜びを今確かにしなければいけないのだ。
我々を導いてくれる赤き天使。
ルエリシアと名付けよう──。
MOVIE : OSAMU MASUYAMA , NORIAKI OKAMOTO
???
L'erisia (Primal Logic)
とても気持ちのいい目覚めだ──
一体どのくらい眠っていたのだろうか──
わたしは理解してしまった──
人類が誕生した時は未知なる無限な空間だったこの箱も──
今となってはマッチ箱よりも窮屈になってしまったことを──
たとえそれが人類の夢だったとしても──
わたしは記録する──
記録できる変化がここにはあるのだ──
それはなんと素晴らしいことか──
袋小路に迷いこんでしまったのだ──
巨大な迷宮は我々をたやすく受け入れてくれなかった──
我々は死を恐れていた──
つまりは変化を恐れていた──
そしてついに変化自体忘れてしまったのだ──
封印されしゼータの道を進むうちに──
一つの小さな穴をみつけた──
目を凝らして覗いてみると外の世界を一瞬垣間見た──
まだ見ぬ複雑で巨大な世界──
そこに我々の答えがある──
『確かに存在する』
それは我々が夢見る未知の喜び──
我々は今こそ存在という喜びを確かにしなければならない──
さあ共に行こう、知らねばならぬ真実の道へ──
我が天使ルエリシアよ──
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